過払い金請求を自分でやるために重要な過払い金返還請求書の書き方

過払い金請求を自分でやるために重要な過払い金返還請求書の書き方

過払い金請求を自分でやるために必要な過払い金返還請求書。請求書と聞くと難しそうなイメージがありますが、基本的なひな形は決まっているのでしっかり確認しながら書けば大丈夫。パソコンとプリンターがあれば自分で過払い金返還請求書を作成することができます。過払い金返還請求書を書くことができれば、ひとまず自分で貸金業者に過払い金請求することが可能です。この記事では過払い金返還請求書の基本の書き方から送り方までをご紹介します。

過払い金返還請求書とは

過払い金返還請求書は過払い金を返してもらうために貸金業者に送る書類のことです。この書面がないと、貸金業者に過払い金請求をすることができません。この請求書を貸金業者に送付して貸金業者の間で過払い金の金額について和解ができれば過払い金を返してもらうことができます。金額に納得できずに訴訟に移行した場合も、この過払い金返還請求書は大切な証拠になります。

過払い金返還請求書の書き方

具体的な過払い金返還請求書の書き方について説明します。
まずは、過払い金請求書に書かなければならない主な項目をあげておきます。

・書類を作成した日
・相手(貸金業者)の住所と宛先
・自分の住所と氏名
・過払い金が発生したこと
・過払い金の金額
・支払ってもらえない場合の対応(通常は訴訟を起こしますと書きます)
・支払期限
・支払先(自分の口座番号を書きます)

テンプレートによって多少異なりますが、このような内容を記載しておけば大丈夫でしょう。過払い金返還請求書自体は必要な項目がしっかり記載されていればよく、特に決まった書式はないのですが、内容証明郵便で送る場合は書式が決まっているので内容証明郵便で送ろうと思っている人は注意が必要です。郵便局のホームページにのっていますし、過払い金返還請求書のテンプレートを載せているサイトも多くあるので参考にしながら書くとスムーズです。

用紙も特に決まったものはありませんので、パソコンで文書を作成してプリンターでA4用紙に印刷すれば大丈夫です。鉛筆や消せるボールペンは消えてしまったり書き換えられたりしまう可能性があるので正式な書類には向きません。手書きで書く場合は普通の黒ボールペンで書きましょう。

過払い金返還請求書の送り方

過払い金返還請求書が書けたら、貸金業者に請求書を送付する必要があります。貸金業者にはこの過払い金返還請求書に加えて過払い金を計算するときに使った計算書も一緒に送付します。送付するときに注意することは送ったという事実を証明できるようにして送ること。交渉や裁判の段階で貸金業者が受け取っていないと主張する可能性もありますし、万が一の郵便事故の可能性もあります。

普通に送るより少し費用はかかりますが、安心のためにも証明できる方法で送りましょう。どのような内容の書類を送ったか控えておく必要もあります。郵便局に持っていく前に請求書や封筒はコピーを取って手元に置いておきましょう。

内容証明郵便で送る

1つめの方法は内容証明郵便で送る方法です。内容証明郵便はいつ、どんな内容の書類を誰から誰に送ったかを証明してくれる制度です。郵便局で手続きする必要があります。内容証明郵便を送る際には送る文書と全く同じ内容のもの(コピーでも大丈夫)を2つ用意する必要があります。念のため印鑑も持っていけば安心です。通常の郵便料金に430円加算となりますが、送った内容や日にちを郵便局が証明してくれるので心強いですね。

配達証明をつけて送る

もう少し簡単な方法は配達証明をつけて送ることです。配達証明は該当の郵便物を配達したことを証明してくれる制度です。送った書類の内容や受取人が誰かを証明するものではない点は注意が必要です。配達証明の場合も郵便局での手続きが必要になります。

該当の郵便料金に310円加算することで配達証明をつけることができます。配達証明だと基本的にポスト投函なので投函された後の紛失については補償してくれません。内容証明郵便と比べるとあまり金額は変わらないので、できれば内容証明郵便で送っておいた方が安心です。

過払い金返還請求書を送っただけでは過払い金は戻ってこない?!

過払い金返還請求書を貸金業者に送ることができれば、貸金業者に過払い金の請求はできていることになります。ただし、過払い金返還請求書を送っただけで自動的に貸金業者から過払い金が払われることはまずありません。過払い金返還請求書が届くと貸金業者から連絡が来るはずですので、連絡が来たら貸金業者と交渉する必要があります。

まずは過払い金を返してもらえるかどうか、返してもらえるならば金額はいくらかについて交渉していきましょう。自分で過払い金請求をやる場合、司法書士や弁護士が交渉する場合に比べて過払い金を少なく提示される可能性もあります。貸金業者から請求した過払い金より少ない金額が提示された場合は納得のいく金額まで交渉を続けましょう。

まとめ

いかがでしたか?自分で過払い金請求をするために必要な過払い金返還請求書。一見難しそうに見えますが、おおよその形式は決まっていますので。テンプレートを参考にしながら手順に従って書けば司法書士や弁護士でなくても請求書を作成することができます。

送付したことを証明できる方法で郵送できれば、貸金業者に過払い金請求をすることができます。自分で過払い金請求をやってみてはいかがですか?

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