スロットをやめたいと考えているそこのアナタ!ギャンブル依存症の知識と攻略法をご紹介!

スロットをやめたいと考えているそこのアナタ!ギャンブル依存症の知識と攻略法をご紹介!

スロットに行ってしまう人に対しての「意志が弱いんじゃないか」とか「なぜ行ってしまうのか」といった詰問はナンセンスです。なぜならスロットに行ってしまう理由は本人にもわからずいわば「必然」だからです。パチンコ・スロットに行ってしまう脳のメカニズムを知り、射幸心を煽る仕組みを理解することで、周りや本人が適切な対抗策を講じていきましょう。

パチンコ・スロットファンの頭の中を覗いてみた!

コンビニ市場の約4倍の市場規模を誇るパチンコ業界。そんな24兆円規模の産業を支えるのが1150万人のパチンコ・スロットファンです。一人当たりの年間負担額はじつに213万円ということになります。「負けるのがわかっててどうしていくのか?彼らの頭の中が見てみたい」と思う方もいるかもしれません。

スロットやパチンコなどにはまる、ギャンブル依存症(病的賭博)の理解を深めるには、依存症の人たちの脳で何が起きているのか見てみるのもよいかもしれません。
実はパチンコ・スロットファンの人のなかでは「自分ではなんで行くのかわからない」という方も意外に多いのです。

よくわからない衝動に突き動かされて気づいたらスロット台の前に座っているとすれば、その人はもう立派なギャンブル依存症です。

ギャンブル依存症の人はパチンコ・スロットに対して過剰に興奮する脳になってしまっています。中毒を作る脳内物質のカギとなるのがドーパミンとβエンドルフィンです。ドーパミンは興奮作用のある快楽物質で、目的を達成するうえでもとても大事な役割を担っている脳内物質です。
βエンドルフィンはモルヒネの6.5倍の作用がある脳内麻薬で、陶酔効果や鎮静作用があります。これらが合わさってパチンコ・スロットファンをダメにしているのです。

7000回/時間レバーを押すラット

快楽物質ドーパミンの発見となった実験では衝撃の事実が発覚しました。ラットの脳を電極で刺激した場所が偶然にもドーパミンを放出する部位だったのですが、電流が流れるとラットは7000回/時間もの猛烈な勢いでレバーを押しまくるようになりました。

生理的な欲求は生命維持のためにとても強く働くはずですが、電流が流れているときラットはのどが渇いても発情期のメスを近づけても完全に無視してレバーを押し続けます。なんと子供を産んだばかりの母親ラットは自分の赤ちゃんを放置してレバーを押し続けたといいます。ドーパミンの快楽がどれほど強力で恐ろしいものかがうかがい知れます。スロットでは様々な場面で射幸心を煽ることでドーパミンの作用を最大限にまで高める仕組みが用意されています。

スリルがもたらす究極の快楽

ギャンブル依存症の人はスリルが大きいほど快感が高まるといいます。負けたら生活していけないような金額、親のお金や子供の学費、会社のお金など、信じられないような大事なお金をつぎ込む方がいるのも極限のスリルによる快感からでしょう。

絶対に勝たないといけない勝負で当たった時の安堵感はこれ以上ないものです。この大当たりの瞬間に放出されるのが脳内麻薬βエンドルフィンです。βエンドルフィンは極限まで高まった興奮をいっきに沈静させ、この安堵感からの強い依存性に抵抗できる人はいないでしょう。ギャンブル依存症の人はこの快楽を得るために知らず知らずのうちにスロットを打ちつづけているのです。

スロットの期待度を高める寸止め効果

スロットの仕組みを開発している人は実に人間の脳内物質を刺激するのに詳しい人に違いありません。パチンコでは玉が入ってから大当たりまでの時間的ブランクがあまりないのに対して、スロットではほとんどの機種で「前兆」といわれる大当たり保留段階があります。チャンス目を引いてからの何十回転かは、当たるか当たらないかの期待を膨らませながらレバーを押し続けます。

実際、報酬が与えられた瞬間よりもその期待を持っているときのほうが、ドーパミンの放出量が増えることが分かっています。サルを使った実験では、光がついた20秒後に50%の確率でシロップがもらえる設定では、予定時刻に近づくにつれて徐々にドーパミンの放出量が増えます。そして確実に2秒後にシロップがもらえる設定よりもはるかに高い快楽を得ていました。

さらに、人間のスロットマシンを使った実験では、大当たりそのものよりも、ニアミスのほうが放出されるドーパミン量が多かったことが報告されています。期待が高まるほどドーパミンが放出され、それが外れることでドーパミン作用が強まります。なぜか負ければ負けるほどスロットに行ってしまうのはこのためです。
また、パチンコよりも自分でレバーをたたくスロットでは操作感があり、射幸心が高まりやすいという研究もあります。

ギャンブル依存症に蔓延するウソを見抜く!

日本は世界に例を見ない依存症大国なのか?

イギリスの貿易政策により20世紀初頭の中国ではアヘン中毒の人が4人に1人だったようです。
パチンコ・スロットでのギャンブル依存症は成人男子では10人に1人で560万人だといわれていますが、実はこの数字は控えめなほうです。

病的賭博の判断のスケールとしては、日本語版SOGSというものがありますが、これによるとパチンコ・スロットに月1回以上行く人の98.8%が病的または問題賭博者に該当するという報告があります。これはパチンコ人口1150万人のうちの92.8%に該当します。つまり一千万人以上が顕在的または潜在的な依存症だということになります。

ギャンブル依存症かどうかはウソをついているかどうかで判断する!

日本語版SOGSを見るとパチンコ・スロット依存症に該当するかどうかは、遊戯に関するウソをついたことがあるかどうかがポイントの一つになってきます。負けた額でウソをつく、行っていないとウソをつく、仕事や学校を休んで行く、友人や親族からお金を借りて返さないなどの経験がある人は要注意です。

さて、ウソをつくメカニズムはストレスホルモンのコルチゾールの量に関係しているという研究があります。実験では自己採点したテストの点数を自己申告する実験で、ストレスを感じると増える体液中のコルチゾールの量が多いほど点数を高めに申告したという結果が出ました。

パチンコ・スロットがしたくなるのはストレスを感じたときに顕著です。また、依存症の人がそれができない時、あるいはしてしまって後悔したときのストレスはすごく大きなものです。こうしたストレスから日常的にウソを積み重ねやすい環境だということもできます。
パチンコ・スロットのことになると普段は善良な人もウソをつくようになりますが、ギャンブル依存症には認知機能さえゆがませてしまう強力な力があります。ギャンブル依存症の人は「なぜ行くのかわからない」けど行ってしまうことの辻褄合わせにウソを塗り重ね、その結果自尊心や信頼を失墜させています。

ウソをついているのは依存症の人だけじゃない!

「スロットやめたい掲示板」の噂はウソか誠か?

さて、次は射幸心を煽るためのスロットの仕組みはそれだけでも十分恐ろしいものですが、実はスロットには射幸心を煽る効果をさらに最大限に高める仕組みが用意されているという噂についてです。
パチンコ産業は三店方式により賭博ではなく遊戯業ですが、大当たり当選確率などで厳しい規制があります。

公安の定めた法令に沿った検査が行われていますが、これによればスロット台の確率操作はできないことになっています。でもスロットをやめたい人の掲示板を見るとスロット台どうしの関連性があるというような噂が山ほど出てきます。これはいったいどういうことでしょうか。

公安に確認すると「ありえない、スロットは完全確立でいかなる外部からの操作も法令に違反する」とのこと、店舗に聞くと「そう錯覚する方が多いけどたまたま」ということでした。スロット台の検査機関である保通協に検査の詳細を確認すると「あくまで個別の台に関して、公安の出された項目で違反がないかを検査している」ということで、台どうしの関連についてはノータッチという話しでした。

以上から想像するに、店員さんがいうように負けた人がたまたま起こった現象を見て錯覚しただけだと考えられます。論理的に考えて24兆円産業の業界でそんなわかりやすいウソがあるわけがなく、法令を破るリスクのほうが高いでしょう。

スロットの公開データを見てみる

親切に公開してくれているデータをちらっと見てみました。ネットの噂がどうであれデータは正直です。稼働率が高い土日で、台どおしの関連性があるといわれている同じ機種(島)10台で、実際どれくらいの割合近いタイミングで大当たりしているのか、3分以内で3台以上が当たりを引いたものを調べてみました。
スロットは連荘しますので、連荘の最初の当たり(初当たり)のみをカウントしています。

【2日間で3分以内に3台以上の初当たり回数】

・1日目13回(うち4台以上同時が2回)、2日目10回(うち4台以上同時が5回)
思ったよりも頻繁に3台以上同時に当たっていることがわかります。ちなみに完全確率とするとどれくらいの頻度で3台以上同時に当たりを引くものなのでしょう。ザックリとですが計算してみました。
・初当たりの10台の合計が多い日で130回。単純に10台で割って1台13回とする(ほんとは偏りがあるので甘めの計算になる)
・10:00〜22:00の12時間(720分)稼働として、3分単位を240回に分割できる
・この3分にある台が初当たりを引く確率は13/240とする

・3台が初当たりを引く確率は13/240×13/240×13/240、10台中3台なので120通り

これで計算するとこの3分に3台当たる確率は1.9%ほどです。一日通して4.6回あればよいほうだということです。実際の出方と倍以上の開きがありますね。4台同時に当たるのは1日に0.4回です。

さらにはこのうち1回は、順番に当たっていき5分以内で10台中8台が大当たりを引いていたものがありました。1日で5分以内で8台が当たるのは、0.0000285905回です。100年に1回あるくらいですね。
こうなると完全確率はかなり怪しくなってきます。調べた店の調べた台、調べた日でたまたまこの結果が出たかもしれませんが、ネット上でいわれている以下のような傾向があれば、疑ってかかったほうがよいかもしれません。

【スロットの確率操作に関する噂】

・何万分の一のレアな演出が2〜3台同時に出ている
・1台おきに島全体が当たりを引いている
・隣の台が当たった途端に自分の台の当たりが終了する
・午前中はほとんど出ている人がいないのに夕方になると一斉に当たりだす

もっとヤバいスロットに関する噂…。

もしスロットの確率が店がコントロールして偏りがあるということは、攻略法も見つけやすいということになります。しかしパチンコ業界ではこれを防止するためにヤバい対策をとっているという噂があります。もしこれがホントなら完全確率のウソに、とてもヘビーなウソを塗り重ねていることになります。

実はパチンコ業界は、いま個人情報保護法で規制が見直されている顔認証技術を早い段階から有効活用していて、メーカーのホームページなどにはおもむろにその情報がありますが1台に1つずつ顔認証カメラがついていてもそれを告知しているところはなく、むしろ隠しています。

便宜上は防犯のためとのことですが、スロット台を開けてインチキのための機器をとりつけるのは現在不可能です。いったいどのような犯罪を防止するために、1秒に1回撮影データを送っている個人ごとのカメラをと各島ごとの高性能のカメラでガチガチに顔情報を撮影する必要があるというのでしょうか。
検査を受けた100%パチンコ店が釘を不正改造していたことが話題になり、訴訟にも発展しかねない勢いですが、完全確率がウソだとすると、ネット上でまことしやかに噂されている個人をターゲットにした遠隔操作などもあながちないとはいいきれませんね。

噂がウソかホントかはわかりませんが、そんなものに踊らされるのはバカらしいと思いませんか?
ネットでいわれている下のような徴候が見られたらその店には近づかないほうが無難かもしれません。

【スロットの遠隔操作に関する噂】

・うんともすんともいわなかった台が次の人が座ったとたんに爆裂する
・店にいる時間が長くなると後半はまったく当たりを引かない
・台移動を繰り返すとロックがかかったように単発ばかりになる
・自分以外の人が一斉に出だすことが5回も6回も続く

パチンコ・スロットやめたい人へ攻略法伝授

健全なパチンコ・スロットファンからのヒントを得よう!

残念ながらギャンブル依存症への完璧に有効な対抗策は現在ありません。一度記憶されてしまったドーパミン受容体の感受性は、恒久的にもとに戻ることはないことが知られており、しばらくスロットを止めれた方がストレスなどのちょっとしたきっかけでいとも簡単に再発してしまいます。

でも、完全に抵抗が無力かというとそうでもないようです。ヒントは「スロットをするが被害がそれほど生活に支障をきたしていない人が多数いる」ということです。「それは依存症に対する耐性だろう」と思うかもしれませんが、どうもそれだけではないようです。

忘れてはいけない!最も大切なのは家族や友人だと思い出そう!

スロットはたしなんでも生活に支障をきたしてない人、家族に迷惑をかけない人はたくさんいます。生活に支障をきたしている人も、家族や友人と過ごすときはすっかりスロットのことを忘れている瞬間も多いはずです。

その瞬間は家族や友人との付き合いに没頭しています。こうした時間を増やし、スロット依存症が顔を出したときには大切な人への想いで意識を満たすことで、依存症の意識状態を振り払うことができます。大切な人への想いの強度を取り戻すには内観療法がすごく有効です。内観療法では1週間という期間朝から晩まで、「世話になったこと、して返したこと、迷惑をかけたこと」を自問自答し続け大切な人への洞察や想いを深めます。

何でもいいから趣味を持とう!

ドーパミンに対してドーパミンで対抗することでスロットへの射幸心を打ち消すのも有効な攻略法です。パチンコ人口の減少の要因の一つにゲームやスマホがあるといわれていますが、ゲームやSNSなどの趣味でもドーパミンが放出されます。また、映画や恋愛といった手段も有力な射幸心攻略法です。心がざわざわしてきたら代替手段としてすぐさま趣味に没頭しましょう。

やめたいときに有効なアンガーマネジメント

衝動的な行動を管理する方法として、アンガーマネジメントが有効です。アンガーマネジメントは薬物依存が社会問題となっているアメリカなどで、セレブや政治家なども学んでいる怒りの管理手法です。
瞬間的に起こる感情を客観的にとらえ、生産的な方向へそのエネルギーをむけるために有効なテクニックです。

射幸心は怒りが強いほど高まり、それがまた依存性のある行動を起こしてしまうという負の連鎖があります。アンガーマネジメントを活用して射幸心の負の連鎖を断ち切りましょう。

病院治療や相談、自助グループなどの社会資源を積極的に活用しよう!

自分や周囲のギャンブル依存症を本気で治療したいと思ったらまず地域の保健所や精神保健センターに相談しましょう。依存症に対抗する有力な情報や自助グループの紹介などもしてくれますので、治療の第一歩として、まずは電話してみることをお勧めします。

絶対やめれるんだ!の意思があなたを強くする!

いかがでしたでしょうか。ギャンブル依存症や射幸心を煽るパチンコ業界はとても手ごわいですが、人生計画や身近な人への思いやり金銭の管理、感情のコントロールなど、ラットにないすぐれた前頭葉機能をうまく働かせて射幸心に対抗しましょう。

また、ギャンブル依存症は周りの方が症状について理解し、積極的に治療に関わることで当事者も本気になります。のど元過ぎれば熱さを忘れてしまうため「いつでもやめれる」と錯覚しがちなパチンコ・スロットですが、気づけば大切な時間とお金、信頼を失くして本人や周りの人生をむしばむサイレントキラーです。本気で治療することが何より大切です。

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